古く日本では彫鏤、雕琢などの語を用いてきたが


1873年のウィーン万国博覧会に牙彫や木刻などの彫り物carvingを出品するに際し、英語のsculptureの訳として彫刻の語をあてたが、のちに塑造の意も加えて彫塑ともよぶようになった。

20世紀に入り、各種のオブジや構成物が出現するに及び、彫刻は字義を超えて、今日ではさらに配置や設置iまでも含むこととなり、その概念をますます拡張しつつある。

したがって、これらをまとめてひと口に定義することはきわめて困難になってきており、彫刻とは素材を用いて三次元空間に立体形象を造形する芸術形式である、と緩やかに規定するのが妥当であろう。


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