装飾用建材あるいは彫刻用材料などに


用いられる石灰岩は、再結晶する・しないにかかわらず大理石とよばれる。

大理石は色や模様がいろいろで、きめが細かく、研磨すると美しい光沢をもつという性質があり、硬度も低く加工して利用しやすい。石灰岩ではないが、暗緑色の地に白色の方解石の脈が網目状に発達した蛇紋岩(蛇灰岩)も大理石とよばれることがある。

大理石という名称は、中国雲南省大理府の地名に由来する。

大理石の利用の歴史は古く、西洋においては古代エジプト以来、彫刻や工芸品あるいは建造物に使用されている。

とくに有名なものはイタリアのトスカナ州カッラーラ産の白大理石で、建築用石材として世界中で利用されてきた。

そのなかで均質細粒のものは彫刻用にとくに優れており、数多くの神像が制作された。

日本の白大理石としては、白雲(はくうん)(岩手県)、寒水(かんすい)(茨城県)、霞(かすみ)(山口県)などがあるが、いずれも産出量は少ない。

大理石の色は灰色から黒色、黄褐色、桃紅色、ときには青色など多彩で、模様も多様である。

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角礫(かくれき)岩あるいは礫岩状の石灰岩は、その網目状の斑(まだら)模様から更紗(さらさ)とよばれている。


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